京都市 松井新市長が初登庁 「ワクワクするような京都市を」

2月4日に行われた京都市長選挙で初当選した松井孝治新市長が26日に初登庁し「ワクワクするような京都市をつくりたい」と抱負を語りました。

午前9時半過ぎ、松井新市長が市役所に到着すると、集まった市の職員や市民らおよそ500人から拍手で出迎えられました。

【声】京都市 松井孝治新市長
「『京都に住んでこんなワクワクするまちはない』そういうまちをつくっていきたい」

京都市出身の松井市長は、旧通産省を経て、参院議員を2期、鳩山内閣で官房副長官をつとめました。16年ぶりに新人同士の争いとなった京都市長選挙では、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党の推薦を受けて出馬。次点の共産党が支援する候補におよそ1万6千票差と接戦を制して初当選しました。4期16年つとめた門川大作前市長の後を受け、京都市政のかじ取りを担います。
続いて、市の幹部職員が集まる会議では、「風通しのよい市役所をつくってほしい」と職員に呼びかけました。

【声】京都市 松井孝治新市長
「市民社会と連動した市役所をつくってほしい。市民協働を実現する力をいただきたい」

午後には、就任記者会見に臨んだ松井市長。財政難や人口流出などの課題に正面から取り組む決意を述べました。

【声】京都市 松井孝治市長
「財政構造の問題も含めて京都のまちは魅力にあふれているけれど、非常に大きな課題に直面しています。それを打ち破って若い人に選ばれて、先人たちが築き上げてきた京都を次の世代につないでいきたい」

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