ガラス瓶製造大手「日本山村硝子」(兵庫県尼崎市)が独自開発した軽量ガラス瓶の技術を不正に入手したとして、不正競争防止法違反の罪に問われた元社員の男(58)の判決公判が26日、神戸地裁尼崎支部であり、福島恵子裁判長は懲役1年6カ月、執行猶予3年、罰金100万円を言い渡した。
起訴状などによると、元社員の男は2016年6月、中国などから同社の業務用サーバーにアクセスし、軽量ガラス瓶の成形技術に関するプログラムを自身の個人メールに送信したとされていた。
県警は23年10月5日、男と妻でコンサルタント会社役員の女性(51)を逮捕。尼崎区検は同月25日、妻を不起訴処分としていた。