有機フッ素化合物(PFAS)全国ワースト1を検出 住民説明会では生活・健康・費用面に不安の声 東広島市

瀬野川水系の地下水から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)が国の指針値を大幅に超えて検出された問題で、東広島市は、24日、付近の地下水利用者を対象に説明会を開きました。

2月22日に、東広島市などを流れる瀬野川の源流付近の地下水12カ所から、有機フッ素化合物(PFAS)のPFOSとPFOAが、国の暫定指針値を超えて検出され、高いところでは、300倍となりました。

これは、環境省が把握する中で、飲用される地下水としては、全国ワーストの値です。

この地域では、飲用を含めた生活全般に井戸水を利用していることから、東広島市は、おととい、指針値越えの世帯を対象に上水道の接続について説明しました。住民からは、費用負担や健康被害について不安の声があったということです。

住民
「大ショックよねほんと。びっくりですよ、ほんとびっくりした」
「市役所さんも大変と思うんですが、地元へ住む住民も、毎日毎日大変です。1日も早く解決してもらいたいと思います」
「市が負担して、すぐ工事に入ってもらって、一日も早く普通の生活をしたいというのが、こっちのみなさんの気持ち。ですが、なかなかそうなりそうにないので、困ってます」
「あと、健康被害。いままでずっと知らないで飲んでて、どれだけ身体に溜まっているか、がんになるかなとかいろいろ想像するから、1日も早く健康診断してほしいなというのが希望ですよね」

東広島市では、希望者の健康診断を検討しています。

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