NTTデータとシュナイダーエレクトリック、共同でエッジにおけるAIイノベーションを推進

  • 両社は共同イノベーションにより、エッジ、プライベート5G、IoT、モジュラー・データセンターを組み合わせた統合ソリューションを提供。ユーザーは場所を問わずエッジに接続可能に
  • 両社のコラボレーションで、エッジにおけるAIアプリケーションの需要支援に必要なインフラストラクチャーを提供
  • 両社はマリエンパーク・ベルリンと協力し、歴史的建造物のあらゆる場所から接続できるエクスペリエンスを実現

LONDON--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ITインフラストラクチャーとサービスの世界的なリーダーであるNTTデータと、エネルギー管理と自動化を目的としたデジタル変革のパイオニアであるシュナイダーエレクトリックは、企業がエッジ・コンピューティングの機能を活用できるようにする、これまでにない共同事業を発表しました。この戦略的パートナーシップにより、エッジ、プライベート5G、IoT、モジュラー・データセンターをシームレスに統合する独自のソリューションが導入され、比類のない接続性の提供とエッジでデプロイされる生成系AIアプリケーションの計算的需要のサポートが可能になります。

この共同事業では、完全マネージド型Edge to Cloud、プライベート5G、IoT機能を含む、NTTデータのEdge as a Serviceと、OTソリューションと最新のITテクノロジーを融合するモジュラー・データセンターであるEcoStruxureを組み合わせます。この強力なコンビネーションにより、企業はエネルギー効率を最大化し、マシンビジョン、予知保全、エッジでのその他のAI推論アプリケーションなど計算集約型タスクの需要を満たすことができます。

NTTリミテッドの新規事業・イノベーション担当グループ取締役副社長であるシャヒード・アフメドは、「私たちはお客様の声に耳を傾けた結果、デジタル変革の未来は、エッジ・デバイスが生成する膨大なデータの処理にあることがわかりました。このため、今回の提携により、この大きな課題に対処するソリューションを用意し、接続性と効率性を拡張したデジタルの世界に向けて、お客様をリードする準備ができていることを発表でき、とても嬉しく思っています。シュナイダーエレクトリックとの継続的なコラボレーションは、今後産業分野やその他の分野に大きな意義をもたらすと確信しています」と述べています。

両社の共同により、お客様は、電源、冷却、ラック、専用IoTおよびAI管理システムなどの主要インフラストラクチャーで計算需要が多い、遠隔地やブラウンフィールド地域でのデジタル変革向けに設計されたエッジ・データセンターなど、完全なソリューションを実装できるようになりました。

両社は、エッジ・コンピューティングを活用して自動化を支援し、データ主導の意思決定を可能にしたいと考えている法人のお客様からの需要の高まりに応えるため、市場に参入し、共同で顧客要件に対応します。NTTデータのエッジ・アドバンテージの報告によると、約70%の企業が重要なビジネスの課題を解決するために、エッジの導入を加速しています。

加えて、NTTデータとシュナイダーエレクトリックは、初のプライベート5G対応となる、EcoStruxureデータセンターをマリエンパーク・ベルリンに導入することも発表しました。歴史的建造物のある同地域は、今後先進的なイノベーションパークとして開発される予定です。敷地面積は30ヘクタールを超え、ユーザーが構内のどの場所でも拡張された接続性とコンピューティングを体験できることに重点を置きます。

マリエンパーク・ベルリンのマネージング・ディレクターである、グイド・シュッテ氏は「現在、マリエンパークのイノベーション・エコシステムは、特定の技術インフラにますます依存しています。アクセスしやすい計算能力と高度な接続性のコンビネーションが重要な課題です。私たちのコミュニティで、今後ユーザーの要求を満たすためには、このようなインフラストラクチャーを備えた革新的な環境が必要です」と述べています。

NTTデータとシュナイダーエレクトリックは、シュナイダーエレクトリックのレキシントン・スマートファクトリーでプライベート5Gの性能テストを目的とした、共同イノベーションを最初に実施しました。同工場は、シュナイダーエレクトリックの米国工場の中で、プライベート5G、IoT接続、エッジ分析、予測分析を活用したスマートファクトリーのショーケースとなる最初の施設であり、エネルギー効率と持続可能性の発展を目的に事業を展開しています。

シュナイダーエレクトリックのクラウド&サービス・プロバイダー部門プレジデントのロブ・マッカナンは「プライベート5G接続におけるNTTデータの専門知識を活用し、当社施設内のEcoStruxureアーキテクチャとの相乗効果を最大化した今こそ、共同事業を拡大し、産業界のお客様に完全なソリューションを提供する絶好のタイミングです。私たちは、世界中のお客様がコネクテッド・デバイス、専用の産業向けソリューション、モジュラー・データセンターを備えた適切なエッジ・コンピューティングのインフラストラクチャーを導入し、特にIoTや新たなAI要件のコンテキストで役立つデータのインサイトを得られるようにすることを目標としています」と述べています。

このコラボレーションは、インダストリー4.0のアプリケーションによってもたらされる課題に対処し、エッジ・データセンターを通じたシームレスな接続、高帯域幅、安全な低遅延接続を保証します。

オムディアのエンタープライズサービス部門チーフ・アナリストである、カミーユ・メンドラー氏は、「インダストリー4.0は、工場、工業団地、空港、オフィス構内のすべてにおいて、リアルタイムで提供され、すぐに実行できる、データ駆動型インテリジェンスに依存しています。AIで強化されたデータは、既に企業ネットワーク・トラフィックの3分の1を占めていますが、2030年までにデジタル・インタラクションの主流となるでしょう。AIによるインサイトのメリットを得るために、今こそ企業は、エッジにおけるデジタル・リソースとこれを支える技術のインフラストラクチャーに投資する必要があります」と述べています。

モバイル・ワールド・コングレスに出展するイノベーション

NTTデータとシュナイダーエレクトリックは、ホール4のNTTデータのブース(スタンド4A20)において、2月26日の13時から14時まで、共同イノベーションのパートナーシップについてディスカッションし、今後エッジおよびプライベート5Gがどのように業界を変革するかをデモンストレーションします。

About NTT Ltd.

ITインフラストラクチャー・サービスの主要企業のNTTリミテッドは、300億米ドル規模のITサービス・プロバイダーであるNTTデータの一員として、フォーチュン・グローバル500企業の65%、フォーチュン・グローバル100企業の75%以上にサービスを提供しています。当社は、組織のエッジツークラウドのネットワーキングエコシステムの基盤を築き、マルチクラウド環境におけるワークロードの複雑性を簡素化して、ネットワーク、クラウド、アプリケーションが融合するIT環境のエッジで革新に取り組んでいます。当社は、安全で拡張性が高くカスタマイズ可能なすべてのデータセンターの設計と運用において、お客さまの需要に合わせたインフラストラクチャーを提供し、一貫したベストプラクティスを確保します。また、ソフトウエアディファインドの未来という目的に向かっての一連の取り組みにおいて、当社のプラットフォーム型インフラサービスで組織を支援しています。私たちは、つながる未来を実現します。

詳細はservices.global.nttをご覧ください。

シュナイダーエレクトリックについて

シュナイダーの目的は、すべての人に力を与え、エネルギーと資源を最大限に活用できるようにすることで、すべての人々にとって進歩と持続可能性の橋渡しをすることです。私たちはこれをLife Is Onと呼んでいます。当社の使命は、持続可能性と効率性のために皆さまのデジタルパートナーとなることです。当社は、エンドポイントからクラウドまで、ライフサイクル全体で製品、制御、ソフトウエア、サービスを結び付ける世界有数のプロセスとエネルギー技術を統合し、家庭、ビル、データセンター、インフラ、産業のための総合的企業管理を実現することで、デジタル変革を推進しています。当社は、グローバル企業の中で最もローカルな企業です。私たちは、オープンスタンダードとパートナーシップのエコシステムを唱道しており、私たちが共有する「意義ある目的」、包摂性、エンパワーメントの価値観に情熱を注いでいます。www.se.com

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