トラックドライバーの残業規制適用に伴ういわゆる物流の「2024年問題」について空港や運送業界の関係団体が話し合う対策協議会が2月27日、千葉県の成田空港で始まりました。
成田空港では27日県トラック協会のほか、空港で一時保管されている輸入貨物を取り扱う事業者など関係団体らによる対策協議会が開かれ業界の構造的な課題が洗い出されました。
国内で国際航空貨物の半数以上を扱う成田空港では、荷物の引き取りのためトラックドライバーが最大5時間に及ぶ長時間の待機を強いられるほか、トラックの荷物の積み込みも月曜日の夕方に集中することが多い為、荷待ちが発生しやすいことが課題となっています。
対策協議会は2024年4月に始まるトラックドライバーの残業規制適用に伴ういわゆる物流の「2024年問題」に備えようと今回初めて開かれたもので、事務局の成田空港会社では2024年5月をめどに方向性を打ち出したいとしています。
成田空港会社 貨物営業部 宇野茂 部長
「2024年問題待ったなしの大きな問題で、成田空港としてこの問題に取り組んでいく必要がある」