松下奈緒主演映画『風の奏の君へ』特報映像公開 flumpool 山村隆太&杉野遥亮が兄弟役に

初夏に全国公開される松下奈緒主演映画『風の奏の君へ』に杉野遥亮と山村隆太(flumpool)が出演することが発表され、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

本作は、お茶の名産地である岡山県美作地域を舞台に、この地を訪れたピアニスト・青江里香と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。映画の舞台となった岡山県美作市で育った大谷健太郎が監督・脚本を務めた。

本作が初共演となる杉野と山村が演じるのは、ヒロインの松下を奪い合う兄弟役。里香と運命的な出逢いを果たす弟・真中渓哉を、『キセキ―あの日のソビト―』や、『東京リベンジャーズ』、NHK大河ドラマ『どうする家康』や『ばらかもん』(フジテレビ系)などの杉野が演じる。渓哉の兄で、過去に里香と何かしらの関係があったと思われる真中淳也を、『NHK紅白歌合戦』に3回出場し、国内アリーナ公演や海外でも単独公演を行うflumpoolのボーカルで、俳優としても活躍し、本作がスクリーンデビューとなる山村が演じる。

公開された予告編では、青江里香(松下奈緒)による演奏シーンが映し出されている。また、ロケ地となった茶畑の風景や、その景色の中で、里香の命を燃やすような儚い恋を描く物語の一端も捉えられている。

ティザービジュアルには、青江里香のどこか翳りのある横顔が描かれ、「それは忘れられない恋だった」というキャッチコピーが添えられている。

本作への出演について杉野は、「振り返ると岡山の自然の中でこの映画を撮影できて、とても気持ちよく、嬉しかったことを思い出します」と思い出深く語り、「完成作をお届けできる事、良かったあ。と、思います。是非、劇場にて登場人物の魅力や岡山の自然を体感してみてください」と作品の期待感を抱かせるコメントを寄せた。

「歌唱時機能性発声障害」であることを公表し、一時は音楽活動を休止するも見事復活を果たした山村は、「淳也という役に、僕がこれまで生きてきた上での葛藤や挫折、故郷や人との出会いなど全ての経験を込めて演じました」と自身の経験を交えつつ、演じた真中淳也について語った。また、「自分の大切な感情や許せなかった過去を再認識できて、物語の最後にかけては、淳也なのか山村なのかわからなくなるほど淳也にのめりこむ自身がいる感覚になりました」と明かし、「松下奈緒さんや、杉野遥亮さんに演技を通して引っ張って行ってもらう中で」と初共演の2人に感謝を述べ、「こんな未熟者にこのような機会をいただけて心から光栄に思います」と本作への出演を振り返った。

里香を演じる主演の松下は、「今作ではピアニスト役ということで自分自身と重なる部分も多く、やはり感情を揺さぶられる瞬間が1番美しい音楽になるのだと実感しました。美しい美作の風景の中で撮影できたことは演じる上でとても心強い味方になってくれました」と、撮影地である岡山県美作の美しい風景に支えられたことを明かし、「里香は風のように現れて風のように去っていきます。その短い時間で彼女の残した証を感じ取っていただけると嬉しいです」と作品への想いを打ち明けた。

コメント
松下奈緒(青江里香役)
今作ではピアニスト役ということで自分自身と重なる部分も多く、やはり感情を揺さぶられる瞬間が1番美しい音楽になるのだと実感しました。
美しい美作の風景の中で撮影できたことは演じる上でとても心強い味方になってくれました。里香は風のように現れて風のように去っていきます。
その短い時間で彼女の残した証を感じ取っていただけると嬉しいです。

杉野遥亮(真中渓哉役)
映画『風の奏の君へ』に真中渓哉役で出演する事になりました、杉野遥亮です。振り返ると岡山の自然の中でこの映画を撮影できて、とても気持ちよく、嬉しかったことを思い出します。またその土地でお世話になった方も沢山いるので、完成作をお届けできる事、良かったあ。と、思います。是非、劇場にて登場人物の魅力や岡山の自然を体感してみてください。

山村隆太(真中淳也役)
身に余る光栄にただ震えるばかりですが、いただいた淳也という役に、僕がこれまで生きてきた上での葛藤や挫折、故郷や人との出会いなど全ての経験を込めて演じました。松下奈緒さんや、杉野遥亮さんに演技を通して引っ張って行ってもらう中で、自分の大切な感情や許せなかった過去を再認識できて、物語の最後にかけては、淳也なのか山村なのかわからなくなるほど淳也にのめりこむ自身がいる感覚になりました。こんな未熟者にこのような機会をいただけて心から光栄に思います。
(文=リアルサウンド編集部)

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