「自分が試合を決める選手になる」18歳の新鋭・谷川萌々子が大一番に強い決意! 選手ミーティングでは「紗希さんの話を聞いて…」

日本女子代表は2月28日、国立競技場で開催されるパリ五輪・アジア最終予選の第2戦で、北朝鮮女子代表と対戦する。

パリ五輪への切符を懸けた重要な一戦に向けて、なでしこジャパンは試合会場となる国立競技場で前日トレーニングを実施。練習後に谷川萌々子が強い決意を語った。

谷川は24日に行なわれたサウジアラビアでの第1戦では、熊谷紗希に代わって69分から途中出場。アンカーの位置に入り、躍動感のあるパフォーマンスを披露した。

この試合について谷川は「自分的には簡単なミスが多くて、リズムを悪くしていた部分がありました」と振り返りつつも、「(北朝鮮は)身体は強いとは感じましたが、やれるなとも思いました」と手応えを感じているようだ。

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また、第1戦の前には選手たちだけでミーティングを行なったようで、キャプテンの熊谷の言葉が印象に残っているという。

「紗希さんが、これまでのなでしこの歴史を話してくれて、リオ五輪出場を逃した時に、女子サッカーの注目度などが低下してしまったという話を聞きました。これからのためにも、絶対にパリ五輪への切符を取らないといけないという責任感が一層湧いてきました。『本当にみんなで勝ち獲ろう』と言われ、『絶対このチームに貢献したい』という思いになりました」

そして明日の大一番に向けて18歳の新鋭は、「楽しみにしていますし、ピッチに立ったら思い切ってプレーしようと思っています。自分が試合を決める選手になる強い気持ちを持って臨みたいです」と力を込めた。

取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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