【宇都宮】サッカー元日本代表のラモス瑠偉（るい）さん（67）がこのほど、晃陽中で「夢を諦めない」と題して講演し「どんなことがあっても諦めないこと。しっかり準備し、絶対にできると自分に言い聞かせて」とエールを送った。
キャリア教育の一環で開いた教育講演会。1～3年生約150人と保護者、地域住民らが参加した。
Jリーグの開幕初期にヴェルディ川崎（現東京ヴェルディ）などで活躍したラモスさん。ブラジルから来日した当初、Jリーグの前身である日本サッカーリーグで1年間の出場停止処分を受けたが「得点王になりたい」と試合に出られない間も腐らずに猛練習し、復帰後に得点王とアシスト王を獲得。「しっかり準備したから。人生は準備だよ。学校のテストもそう」と語った。
ラモスさんは、ステージに掲げられた「日の丸」に一礼して登壇。生徒からの質疑応答の場面で「人間関係を築く上で大切なことは本音で会話をすること」などと答えた。夢がない生徒には「一生懸命、探さなくていい。今は焦らなくていい」とアドバイスした。
