栃木県栃木市星野町の「四季の森星野」で、早春を告げるセツブンソウが見頃を迎え、里山を彩る白い花が訪れる人を楽しませている。
同所は三峰山の麓にあり、遊歩道沿いの約3ヘクタールにセツブンソウが自生する。管理する熊倉功(くまくらいさお)さん(76)によると、今月初めに咲き始め、現在はほぼ満開。3月上旬まで楽しめるという。
27日は、陽光に照らされたかれんな花が風に揺れ、ロウバイやフクジュソウなどとも共演。写真愛好家らが熱心にカメラを向ける姿が見られた。
友人と訪れた大田原市加治屋、無職星加尚代(ほしかなおよ)さん(81)は「こんなに咲いている時に来たのは初めて。かわいらしさの中に寒さに負けない強さも感じる」と話した。