ホテル避難者と健康体操 富山の民踊グループ

被災者に健康体操を指導する会員=富山市内のホテル

 能登半島地震で珠洲市の被災者が2次避難している富山市のホテルテトラリゾート立山国際で27日、富山市で活動する民踊グループ「こぶしの会」によるステージが行われ、避難者30人が楽しんだ。健康体操もあり、被災者ははつらつと体を動かして笑顔を見せた。

 こぶしの会の会員4人は「河内男節」「こきりこ節」「長生きサンバ」「とやまいきいき音頭」など10曲で、きびきびとした舞や軽快な踊りを披露した。布で手作りしたアクセサリーも贈った。

 こきりこに用いられる楽器「ささら」を体験した中浜房子さん(82)=珠洲市宝立町=は「舞台は楽しく元気をもらった。ささらもきれいな音が出て気持ち良かった」と声を弾ませた。

 ボランティア団体によるステージ発表は、富山市社会福祉協議会が実施している。

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