福井県出身の女子プロレスラー橋本千紘選手が4月に古里で初凱旋試合 「怪物」異名持つ人気選手

4月に初凱旋試合をする福井県坂井市出身の人気プロレスラー橋本千紘選手(同市提供)

 福井県坂井市の丸岡城桜まつりに合わせ4月6日、“怪物”の異名を持つ人気女子プロレスラー橋本千紘選手(31)=同市出身=の古里初凱旋(がいせん)となるプロレス大会が丸岡城お天守前公園で開かれる。市は、何度も立ち上がる強い橋本選手と福井地震を受けても修復・再建された丸岡城の姿を重ね合わせた“コラボレーションプロレス”とアピールしている。

 市の丸岡藩誕生400年記念事業の一環で、タイトルは「丸岡城下女子プロレスinお天守前公園」。橋本選手が所属するセンダイガールズプロレスリング(宮城県仙台市)は「天守ふもとでの女子プロレス試合は全国初ではないか」としている。

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 橋本選手は小学生のころからプロレスラーに憧れていた。春江中学校卒業後はレスリング強豪の安部学院高校(東京)、日本大学に進学。高校3年だった2010年にアジア・ジュニア選手権大会、12年に全日本学生選手権の67キロ級で優勝するなど好成績を残した。

 プロレスラーへの夢が諦められず、15年にセンダイガールズの門をたたき、同年10月にデビュー。たくましい筋力を生かし、相手を高く持ち上げ角度をつけながら投げる「オブライト」や「変形水車落とし」などが得意技。女子プロレスの重鎮、アジャコングさんらとも対戦経験がある。

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