映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』特報映像解禁! 主題歌はDREAMS COME TRUEの新曲「Kaiju」

映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』ティザービジュアル(C)2024 映画「カミノフデ」製作委員会

怪獣造形界のレジェンド・村瀬継蔵(88歳)が初総監督を務めた映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』より、ティザービジュアルと特報、主題歌アーティスト情報が解禁された。

美術造形家・村瀬継蔵は、『ゴジラ』シリーズや『大怪獣ガメラ』、『仮面ライダー』などの造形を手掛け、怪獣造形の礎を作ったと言われているレジェンド。本作は、村瀬が1970年代に香港・ショウブラザーズに依頼され、書き留めたプロットをもとに作られたオリジナルファンタジー作品だ。

特殊美術造形家・時宮健三が亡くなった。祖父である時宮の仕事にあまり良い思い出がなかった朱莉は、複雑な心境でファン向けのお別れ会を訪れていた。そこには特撮ファンである同級生の卓也の姿もあった。

朱莉と卓也は、時宮が作ろうとした映画『神の筆』に出演する予定だったという穂積と名乗る男と出会う。祖父が映画を作ろうとしていたことを初めて知る朱莉。穂積が、おもむろに鞄から『神の筆』の小道具である筆を手に「世界の破滅を防いでください」と話すと、その言葉とともに朱莉と卓也は光に包み込まれた。

気づくと2人は、映画『神の筆』の世界に入り込んでいた。そして、映画に登場しないはずの怪獣ヤマタノオロチが、この世界のすべてを破壊し尽くそうとする光景を目の当たりにする。もとの世界に戻るため、2人は時宮が作るはずだった映画『神の筆』の秘密に迫っていくのだが…。

本作のスタッフには、村瀬の50年の夢を叶えるために日本を代表する特撮クリエイターたちが集まった。村瀬と同時代を生き、『ゴジラ』シリーズに関わりつつ、さらに『仮面ライダー』シリーズや『蒲田行進曲』などにて一連のデザイナーとして活躍後、惜しくも昨年亡くなった高橋章がオリジナルコンセプトデザインを手掛けている。

また、『ゴジラ』シリーズの怪獣デザインを担当した西川伸司をはじめ、”雲の神様”と呼ばれる背景絵師の島倉二千六、特撮ではロスガトスワークスの佐藤大介も参加するなど、特撮ファンにはお馴染みの面々が強力にバックアップ。着ぐるみとミニチュアによるアナログ特撮にて表現されつつも、最新のエフェクト効果や合成技術を用いて、CGとはまた異なる味わいを持つ映像を作り上げた。

出演者には、5歳の頃より子役として活躍し、大河ドラマ『八重の桜』や連続テレビ小説『あさが来た』で主人公の幼少期を演じて話題となった俳優・鈴木梨央。米津玄師「パプリカ」の歌唱でお馴染みのFoorinのメンバーとして活躍後、『ドラえもん』のコラボCMでスネ夫役を演じたことでも話題の楢原嵩琉。その他、釈由美子斎藤工佐野史郎樋口真嗣監督など、特撮映画ではお馴染みの顔ぶれが揃う。

この豪華キャストをまとめるのが、昨年末に米寿を迎えた現在もCM映像や劇団四季の舞台造形・美術など数多くのセットや造形を手掛けている村瀬継蔵だ。本作が自身初の総監督作品となる。

さらに、主題歌は、村瀬監督からの熱い要望で、自身と同郷(北海道・池田町)のDREAMS COME TRUE・吉田美和にオファー。中村正人も村瀬監督がこれまでに手がけた怪獣造形の大ファンであったこともあり快諾。この映画のために新曲「Kaiju」(作詩:吉田美和 作曲:吉田美和 編曲:中村正人)を書き下ろした。

今回解禁されたティザービジュアルや特報には、いくつもの頭を持つとされる伝説の怪獣・ヤマタノオロチが大きく描かれている。この怪獣とどのような物語が展開されていくのか、非常に楽しみな仕上がりとなっている。

映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』は、2024年夏に全国公開。

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