節分に現れた鬼が怖すぎるとSNS上で大きな注目を集めている。
「地域の方に依頼されて鬼役やった旦那怖すぎだろ。」と投稿したのは新潟県十日町市でゲストハウスを運営するのんこさん(@nonsananonenone)。
全身真っ赤で、飛び出した目玉とツノが生えた衝撃の鬼の形相。これを見た子供が泣き出す様子が容易に想像できる。
SNSユーザー達からは
「いやリアルに怖いです💦夜道で出会ったら泣きます😭」
「節分じゃなかったとしたら大人も凄まじい狂気に恐怖を感じますね。」
「めちゃくちゃ怖い😨すごいクオリティ」
など恐懼の声が集まっている。
のんこさんにお話を聞いた。
ーーご主人が鬼になった経緯は何だったのでしょうか？
のんこ：元々、自宅で豆まきイベントをする予定で、せっかく鬼の仮装をするから｢出張鬼を引き受けます｣と宣伝していたところに、節分の鬼をやって欲しいとご依頼が来ました。投稿の写真はご依頼先のお家で撮られた写真です。
ーーどのような準備をされたのでしょうか？
のんこ：鬼の依頼を受けてから旦那は根が真面目なので、鬼が出てくるまでの演出や台本を考えて提案したり、鬼の起源や意味等を調べて鬼の知識を深めていました。人に頼まれた依頼は常に本気でやる人だと大変感動しました。
仮装に関しては旦那の話によると、不要な毛を剃る、全身に保湿クリームを塗り込み安いスプレーを全身に吹き付ける、衣装のパンツを整える、事前に作っておいた爪、角を瞬間接着剤で直付けする。以上の工程で誰でも再現可能ですとのことでした。目玉はピンポン球を半分に切ったものに穴を開けてあります。
ーー子供達の反応はいかがでしたか？
のんこ：昨年旦那がやっていた鬼の仮装を見て、ウチにも来て貰おうとご依頼先の奥様から依頼をもらいました。2歳の息子さんと小5の娘さんに鬼を見せて、「鬼は怖いものだ」と見せつけて本気の節分をしたかったそうです。
旦那の帰宅後にご依頼主の方からいただいた連絡によりますと、2歳の息子さんは刺激が強すぎたようで、ひとしきり泣き叫び最後は「バイバイまたね」と言ってましたが、恐怖が振り切れたようで鬼が帰った後、放心で1時間程震えてたそうです。小5の娘さんは嬉々として豆代わりのカラーボールをバシバシ投げ付けてきて｢今までで一番楽しい節分だった｣とおっしゃられていたそうです。ご依頼主の期待を超えることが出来て大成功の鬼だったのではないかと思います。
ーー鬼ご本人のご感想をお聞かせください。
鬼（旦那さん）：「鬼ってどうせお父さんとか先生ががやるんでしょ」、「鬼なんか怖くねーし、来たらボコボコにしてやる」、「はいはい、鬼さん怖い怖い」のような鬼を甘くみている子供たちに対して、節分の鬼の認識を改めさせる意を込めて畏怖の存在としての鬼を表現したく今回のような見た目になりました。
個人的には、ぱっちりお目々で八重歯が出てて、顔赤らめて、丸顔のキャラクター的な鬼を作り上げたつもりでしたが、コメントや実際に見た人達が言うような「怖過ぎる」「本物の鬼」「大人でも泣く」みたいな鬼になっていたとは思いませんでした。体を赤く塗ってパーツを付けただけで9割本人なんだけどなぁ。来年もまた鬼になる予定です。
ーーSNSではとても大きな反響でしたね。
のんこ：会う方から「ツイートを見た」「バズりましたね」という反響を頂いています！まさかここまでバズるとは思わなかったので驚いきの反面、何事も真剣に取り組む旦那を皆さまが沢山感動して下さり凄く嬉しいです。
◇ ◇
ここまで本格的な鬼への変身は真面目な旦那さんの努力なしには完成しなかっただろう。来年の鬼にも期待したい。
のんこさん関連情報
Xアカウント：https://x.com/nonsananonenone
まつだいゲストハウス お松の家：https://omatsunoie.localinfo.jp
（よろず〜ニュース特約・近藤リナ）
