県議会質問戦・最終日 塩谷町の風見発電所が3月稼働再開 脱炭素支援のため利益で市町の取り組み支援

 栃木県議会の通常会議は27日、質疑・質問の最終日を迎えました。

 質問に立ったのは、とちぎ自民党議員会の杉田光議員、民主市民クラブ・小池篤史議員、とちぎ自民党議員会・石坂太議員、同じく五月女裕久彦議員の4人です。

 老朽化のため県企業局が2016年度から改修工事を進めている塩谷町の風見発電所について、3月16日に発電開始式と見学会が予定されていますが、発電による利益を県内のカーボンニュートラルの取り組みに役立てるため、市や町の補助に充てていく方針が示されました。純国産のクリーンエネルギーである水力発電をPRするため、県企業局ではDX化の一環で、ウェブを使ったバーチャルでの発電所見学なども検討しています。

 また、子育て支援について福田富一知事は、県の取り組みを発信する情報サイトをリニューアルする考えを明らかにしました。この情報サイト「とこぽ」では、県が行う事業などを掲載します。

 また、18歳以下の子どもがいる家庭を対象に、協賛店舗でさまざまなサービスを受けることができる「とちぎ笑顔つぎつぎカード」については、3月下旬から県の公式LINEを使ってスマートフォンで利用できるようにします。

 その他、栃木県が開発したコメの品種「とちぎの星」の生産拡大に向け、取り組みを進める方針が示されました。

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