城南海 15周年コンサートは奄美の『ウタアシビ』でみんなが繋がる

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TOKAI RADIO『bre:eze』(ブリーズ 月~金15:00~17:00 DJイレーネ)2月22日(木)の放送に、鹿児島・奄美大島出身の歌手、城南海(きずき みなみ)がゲスト出演した。デビュー15周年の城(きずき)は、先月1月14日に、記念アルバム『浪漫(ろまん)』をリリースしている。

新アルバム『浪漫』について

「今回のアルバムには、奄美の民謡、島唄特有の歌い方は入っていない。自分の中から出てくる本来の声の響き、その表現が出ているかなと思う。(アルバムに収録されている)去年配信の3曲は、愛のうた3部作。それに加えて、自分の内面を見つめるような曲が多い。大事な故郷・奄美の景色とか、周りの大切な人への感謝の気持ちとか」

「届けたいという気持ちで、こぶしをいっぱい入れて歌い上げるというより、自分を見つめながら、内に向けて歌っているような曲が多い。わりと身近なテーマでもあるし、普遍的なものでもあって、みなさんの日常の中で、重ね合わせながら、聴いていただけるアルバムかなと思う」

歌い方は変わってきたか?

「内面を出したいという思いが強くなってきたのが、大きな転機で言うと、コロナ禍の2020年。森山直太朗さんが『産声(うぶごえ)』という曲を書いてくださった。そのとき、直太朗さんが『これまでの歌い方も、もちろん素敵なんだけど、それを一旦置いておいて、自分がベッドにいて、キッチンに立っているお母さんだけに聴こえるような、そんな距離感の歌い方ってどうかな』というので、そういう歌い方にチャレンジしてみた」

「今、ここにいる自分というだけで出てくる声、それを感じたときに、これまでは、民謡を歌いたいとか、広めたいとか、語り部みたいな気持ちで歌っていた。自分の中から出てくるものも大事だなと思って、それが自分らしさに繋がるのかなと思って歌った。そこから、歌い方が変わってきたかな」

アルバムのジャケット写真がきれい

「奄美の大浜海浜公園で、たまたま、きれいな夕日を見ることができた。海も空も真っ赤に染まっていた。マネージャーが撮った写真が、そのまま、ジャケット写真に採用された」

コンサートツアーが間もなくスタート

『ウタアシビ2024~浪漫~』が、4月14日にスタートする。東海エリアは、4月29日(月・祝)名古屋・今池のボトムラインで開催。城は「新しい曲、これまでの曲、織り交ぜて構成するのは結構大変だが、みなさんが心地よく、すっと、その世界に入っていけるようなライブにしたい。歌い方も、それぞれの曲で、楽しんでもらえたら」

故郷・奄美でのコンサートも

ツアーに先駆け、3月16日には、地元・奄美で、15周年記念コンサートが行われる。城は「奄美の人たちともコラボしながら、民謡も織り交ぜながら、みなさんと『ウタアシビ』したいと言っている。コンサートのタイトルにも付けている『ウタアシビ』は、歌って遊ぶこと」

「奄美の民謡は、みんなで集まったときに、セッション、会話するように歌い合う。みなさんと一緒にウタアシビができたらいいなという思いで付けたタイトル。奄美のコンサートと並行して、ファンクラブツアーも開催する。島外からも何十人といらっしゃる。みんなで島のコンサートを楽しみたい」

これからの抱負を

「コロナ禍で歌えない期間も大変だったりしたので、これからは、国内外、たくさんのところに、ウタアシビに行って、みなさんと繋がっていきたいと思うし、自分の中から出てくるもの、自分で曲を作るとか、絡めていきたい」と話し、新アルバムの中から、タイトルチューンの『浪漫』(作詞作曲:笹川美和)をオンエアした。

bre:eze

放送局:TOKAI RADIO

放送日時:毎週月曜~金曜 15時00分~17時00分

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