春節連休後も消費の活力は衰えず―中国

春節連休後、中国の各地は消費券の配布によって市場の消費活力を刺激し続けている。

春節(旧正月、今年は2月10日)連休後、中国の各地は消費券の配布によって市場の消費活力を刺激し続けている。

四川省成都市では、街中で行われるイベントと消費券を組み合わせることで商業地域の活気を維持している。交子公園周辺の商業地域では、ファッショントレンドとオープンな街並みを組み合わせて、景観、展示、ストリートパフォーマンスなど多様なシーンが一体化した都市のオープンスペースを形成。春節連休後も大規模なイベントと会場での消費券配布を組み合わせることで、多くの市民や観光客を惹きつけた。イベント期間中、市民や観光客延べ70万人近くが訪れ、6900万元(約14億1450万円)以上の消費につながった。

今年に入り、文化や観光、飲食などの消費市場が活気を呈し続けているが、これには金融の下支えが不可欠だ。

江蘇省のある穀類・食用油・食品貿易企業は、1月に銀行から2億元(約41億円)の融資を受けたことで、十分な商品を仕入れることができ、注文が絶えない。

複数の銀行のデータによると、2024年以降、消費融資と関連融資が顕著に増加している。

中国工商銀行は1月、個人向け消費融資および経営融資を前年同期比85%増の計2300億元(約4兆7150億円)以上行った。中国建設銀行は1月、個人向け消費融資が前年同期比で64%増加した。中国郵政儲蓄銀行は1月、消費融資とクレジットカード消費が約300億元(約6150億円)増加し、1月として過去最高の増加となった。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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