自転車ロードレースチーム「さいたま那須サンブレイブ」を運営するオリエンタルスポーツ(さいたま市)は27日までに、共同運営するNASPO(那須塩原市)との提携を今月末の29日に解除するとチームのホームページで発表した。
チームはNASPOが運営する「那須ブラーゼン」と、オリエンタルスポーツが運営する「さいたまディレーブ」の活動を統合する形で2023年1月に発足。国内初の複数地域連携型チームとして、那須エリアとさいたまエリアの2カ所を拠点に活動してきた。
オリエンタルスポーツによると、同社はさいたまディレーブのほかに自転車ロードレースチーム「佐渡ゴールデンアイビス」(新潟県佐渡市)を運営しており、今後は「さいたま佐渡サンブレイブ」とチーム名を変更するという。
一方でNASPO側は27日までに、那須ブラーゼンの今後の活動方針を明らかにしていない。
昨季のさいたま那須サンブレイブは主戦場のジャパンサイクルリーグ(JCL)で団体総合5位、主将の吉岡直哉(よしおかなおや)が個人総合7位。今年1月には鈴木真理(すずきしんり)監督の下、吉岡ら8選手で今季の「Jプロツアー」への参戦を表明していた。