福島第一原発の処理水について、東京電力は28日午前11時すぎから、今年度最後の4回目となる海への放出を始めました。
福島第一原発にたまり続ける処理水について、東京電力は気象条件などに問題がないとして、28日午前11時11分、4回目となる海への放出を始めました。処理水は、去年8月以降3回にわたり、計2万3000トンあまりが放出されました。4回目の放出も、これまでと同じ程度のおよそ7800トンを、17日間かけて放出する予定です。
東京電力によりますと、これまでに処理水の放出によるトラブルは確認されておらず、周辺海域のモニタリングでは、いずれも基準値を下回っています。
一方、来年度は今年度の1.8倍にあたるおよそ5万4600トンの処理水を、7回に分けて放出する計画です。
※画像は去年10月の放出