閉店セールあすまで開催!新所沢パルコ、40年の歴史に幕へ 特別企画「彩の国マルシェ」に客大勢、3日間で8千人来場 音楽ライブ、キッチンカー、クラフトショップなど多彩 最終日は注目イベントが

ワークショップを楽しむ子どもたち=25日、所沢市緑町の新所沢パルコ

 今月末で閉館が決まっている埼玉県所沢市の新所沢パルコで23~25日、埼玉の食やカルチャーを盛り上げるイベント「彩の国マルシェ」(NPO法人彩の国地域活性化協会主催)が行われた。

 閉館前最後の休日に開催された同イベントは近隣住民でにぎわい、3日間で約8千人が来場した。会場では音楽ライブも行われ、25日の最後には「蛍の光」を演奏。訪れた人たちは、音楽とともに同施設の閉館を惜しんだ。

 40年の歴史に幕を閉じる同施設のフィナーレを盛り上げようと、埼玉県内を中心にキッチンカーやクラフトショップなど、合計48団体が参加した。県外からは、福島県楢葉町の移住PRブースが出店。特産品の販売や、芸人による子ども向けのワークショップを実施した。ブースには多くの子どもが訪れ、イベント会場を活気づけた。

 新所沢パルコの営業は29日まで。閉店セールを開催しているほか、最終日には同施設にゆかりのある人々が出演するフェスイベントが行われる。施設担当者の友寄大士さんは「ずっと昔から来ているお客さまもたくさんいるので、最後にもう一度来ていただいて楽しんでほしい」と話した。

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