センバツ出場の青森山田ナイン、日本一へ闘志 調整は順調

センバツでの健闘を誓う青森山田の選手たち=27日午後、青森市の東奥日報社

 第96回選抜高校野球大会(センバツ、3月18日から13日間・甲子園球場=兵庫県西宮市)に出場する青森山田野球部が27日、青森市の東奥日報社を訪れ、日本一に向けて決意を新たにした。

 同校のセンバツ出場は8年ぶり3度目(春夏通算14度目)。昨秋の東北大会は主戦関浩一郎、櫻田朔両右腕を中心とした安定した守備と、主砲原田純希(あつき)を軸とした攻撃で勝ち上がった。八戸学院光星との決勝は櫻田がノーヒットノーランを達成し、8年ぶり2回目の秋の東北王者となった。

 この日は花田惇校長、兜森崇朗監督、脇野浩平部長と選手20人が、東奥日報社の菊地幹編集局長らと懇談。選手たちは岩手県で合宿を行うなど調整を続けており、兜森監督は「順調に進んでおり、成長した姿を見せることができると思う。県民の皆さまに少しでも明るい話題を提供できるよう、一生懸命頑張ってくる」と意気込んだ。

 選手たちは「憧れの舞台で最高のプレーをする」「結果で恩返しがしたい」などと抱負。関は「チームを勝たせるピッチングをする」、主将橋場公祐は「自分たちらしい粘り強い野球で、優勝目指して頑張る」と闘志を燃やした。

 青森山田ナインは27日、同校で壮行式を実施。県庁も訪れ、宮下宗一郎知事らに健闘を誓った。センバツには八学光星も出場。組み合わせ抽選会は3月8日に行われる。

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