JR西日本 警察と合同テロ対応訓練「実際に蹴られると思わず困惑した」 広島

列車内でテロが発生したときの対応を確認するため警察とJR西日本が合同で訓練を行いました

訓練はJR山陽本線の走行中の列車内で刃物を持った男が暴れる想定で行われました。

【訓練】

車掌「いったん落ち着いてもらっていいですか?」

犯人役「落ち着いとるわ。お前が落ち着いてないんだろうがコラァ」

訓練のポイントはJRの職員が警察が到着するまで乗客の安全を守りながら犯人にどう対応するかです。

対応した車掌「ここまでの訓練をしたことなかったんで、実際に蹴られると思ってなくてかばんも落とした。武器持ってる相手にどんな距離感で接していいか分からなかったので困惑してしまいました。一人では無理だと思うんで、できるだけ回りの方にも協力してもらって対応していきたい」

訓練では停車した駅で乗客を安全に誘導し、警察が到着するまでの流れを確認していきました。また駆け付けた消防が負傷者を迅速に救助する手順も確認していきました。

JR西日本 佐々木太一管理駅長「残念ながら本日のような事象が発生しているのが現実だし、さまざまな状況に応じて適切な対応がいかにできるのかそこがポイントになる」

今月、芸備線の車内でカッターナイフを持った男が女性を脅す事件が発生しています。

JR西日本 佐々木管理駅長「お客さまの安全をいかに第一に考えて行動できるか、弊社として一番大切にしなければいけない」

JR西日本では定期的に訓練を行い、警察などとの連携を深めていきたいとしています。

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