6球団の開幕投手が決定 カージナルスは新戦力のソニー・グレイ

日本時間2月28日、カージナルスは3年8000万ドルで獲得した新戦力ソニー・グレイ、マーリンズは昨季自身初の2ケタ勝利をマークしたヘスス・ルザードが今季の開幕投手を務めることを発表した。すでにディラン・シース(ホワイトソックス)、パブロ・ロペス(ツインズ)、フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)、ミッチ・ケラー(パイレーツ)が開幕投手に指名されており、シーズン開幕まで残り1ヶ月というタイミングで30球団中6球団の開幕投手が決定したことになる。

34歳のグレイは昨季ツインズで32試合に先発して184イニングを投げ、8勝8敗、防御率2.79、183奪三振を記録。リーグ2位の防御率をマークしたことが高く評価され、サイ・ヤング賞投票では2位にランクインした。アスレチックス時代の2014年と2015年、レッズ時代の2020年にも開幕投手を経験しており、今回が自身4度目となる。ちなみに、カージナルスの開幕戦の相手はドジャース。新天地での初登板でいきなりムーキー・ベッツ、大谷翔平、フレディ・フリーマンの強力上位打線と対戦することになる。

26歳のルザードは昨季32試合に先発して178回2/3を投げ、10勝10敗、防御率3.58、208奪三振をマーク。自身初の規定投球回到達を果たしただけでなく、2ケタ勝利と200奪三振も達成し、トップ・プロスペクトとして期待された才能をようやく開花させたシーズンとなった。ルザードが開幕投手を務めるのは初めて。マーリンズは昨季まで4年連続(球団記録)で開幕投手を務めたエースのサンディ・アルカンタラをトミー・ジョン手術で欠いており、ルザードは今季エースの重責を担うことになる。

日本人投手では、千賀滉大(メッツ)が開幕投手の可能性が最も高かったが、右肩後方の痛みで離脱。山本由伸(ドジャース)とダルビッシュ有(パドレス)は韓国で行われる開幕シリーズ2戦目での投げ合いが有力視されている。今永昇太(カブス)、前田健太(タイガース)、菊池雄星(ブルージェイズ)が開幕投手に抜擢される可能性は低く、このままいけば2020年以来4年ぶりに「日本人の開幕投手なし」ということになりそうだ。

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