大宮銀座通り、歩行者天国でライブ開催 音楽グループら「何かできないか」 前回は20万円以上の募金集め、能登半島地震で被災した障害者ら支援 今回も協力を呼びかけ、次回は3月24日開催へ

冷たい雨が降る中、能登半島地震の被災者支援チャリティーライブが開催された=25日午後、さいたま市大宮区

 能登半島地震で被災した障害者らを支援しようと、チャリティーライブが25日、埼玉県さいたま市大宮区の大宮銀座通り商店街の歩行者天国で開催された。音楽グループが「ふるさと」や「上を向いて歩こう」などを演奏して募金を呼びかけた。募金は被災地で支援活動を行っている障害者作業所の全国組織「きょうされん」(東京都)に寄付する。

 市内で活動する「しらこばと音楽団」と「せせらぎコンサート市民企画委員会」の主催。しらこばとのサックス奏者河野かおりさん(55)は、高校2年の長女(17)が知的障害を抱えており、「何かできることはないか」と考えて実現した。「演奏することが日常なので、日常の中で長く、支援を続けていきたい」

 冷たい雨が降り続ける中、ライブが行われた。せせらぎの出口朱輝さん(51)は「被災地はもっと厳しい状況。避難所で生活をしている人がまだまだ多くいる。少し足を止めて、ぜひ募金にご協力ください」と呼びかけていた。

 同じ歩行者天国で1月28日に初めて実施し、20万円以上の募金を集めた。3月24日午後1時半~同5時、3回目を開催する。

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