「大谷翔平、ドジャース・デビュー戦で印象的な本塁打」三大通信社が世界中に一斉配信「7億ドルの価値の証明は、わずか3打席で十分だった」

現地2月27日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がシカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦に出場。新天地デビュー戦での第3打席、大谷は左翼スタンドに飛び込む2ラン本塁打を放った。

ドジャースでのデビュー戦を衝撃的な一発で彩った大谷の活躍を、世界三大通信社の『Reuters』『AFP』『AP』も取り上げて、世界中に一斉配信した。

英国・ロンドンに本社を構える『Reuters』は、「大谷翔平がドジャースのデビュー戦で本塁打を放った」という見出しを打ち、「オフシーズンにスポーツ史上最高額となる7億ドル(当時約1015億円)で契約を結んだ大谷が、5回の第3打席で逆方向に本塁打。ドジャースはホワイトソックスに9ー6で勝利した」と伝えた。

フランスのパリに拠点を置く『AFP』は、「ドジャースに“ショウタイム”が到来した」という見出しを付け、「日本のスーパースター、大谷翔平がホワイトソックスとのオープン戦で2ラン本塁打を放ち、ドジャースで印象的なデビューを果たした」と報道した。
さらに、「間違いなく大きな一歩。無事に試合を終えることが出来たことが、一番大きかった。オープン戦なので、特に緊張はしなかった。シーズンに向けて、やるべきことに集中している」と、大谷が試合後に語ったコメントも報じている。

「打席では間違いなく、いい感触があった。打席を重ねるたびに感覚が良くなったので、すべてが正しい方向に向かっている」という談話も伝えた。

米国・ニューヨークに本部を構える『AP』も、「7億ドルの男、翔平がドジャースで何ができるのか。その価値の証明は、わずか3回の打席で十分だった」と、驚きを持って大谷の本塁打を配信した。

「二度のMVPを受賞した大谷は、最初の打席で観客からスタンディングオベーションを受けた。第1打席でのフルスイングは空を切ってヘルメットが落ちた。それでも第3打席ではスイングを修正し、過去3シーズンで124本塁打を放ったパワーを示した。大谷の大飛球に観客はどよめき、白球が左翼スタンドをゆっくり越えると、その歓声は一段と大きくなった」

「アリゾナの気候も影響したのかもしれない」という大谷のコメントともに、「翔平は体つきが違う。本当にいいスイングをした。翔平がフレディ(フリーマン)の前を打つことで、翔平はかなり守られる(勝負してもらえる)と思う。最も重要なのは、翔平の健康面だ」というデーブ・ロバーツ監督の談話も紹介している。

ドジャース・大谷の衝撃的なデビュー戦アーチは、世界中のメディアに発信された。

構成●THE DIGEST編集部

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