2024年02月28日 この先は、南岸低気圧のち冬の嵐に

2024年02月28日 この先は、南岸低気圧のち冬の嵐に (解説:#気象予報士 #穂川果音) こちらはきょう午前9時時点での天気図です。きのうは風が強まりましたが、この風の原因となった発達した低気圧は日本列島から離れて行っているような状況です。一方で、日本列島は高気圧に覆われ、晴れて風も弱まっている所が多くなっています。 ただ、この日差しの時間は長く続かなそうです。この先の天気の傾向を予想天気図で見ていきましょう。 こんやには日本列島の西側には前線を伴った低気圧が現れます。あすには南岸低気圧となって、西日本から東日本太平洋側の地域を中心に雨風が強まる可能性も出てきています。その後、金曜日にかけては冬型の気圧配置が強まって、日本海側の地域は冬の嵐となりそうです。 では、細かく雨と雪の予想を見ていきます。九州地方では、早ければ今夜遅くから雨が降り出します。あすはこの雨の範囲が広がっていく見込みで、お昼ぐらいには西日本は広く雨となりそうです。 夕方頃には、東海や北陸地方でも雨が降り出し、関東甲信地方もあすの夜からは雨で標高の高い所で雪で降る予想となっています。車の運転は注意をしてください。そして、金曜日の朝にかけては、東北地方は太平洋側でもまた雪となりそうです。この雪は湿った雪となりそうです。 そして、ここから一気に天気の傾向が変わります。冬型の気圧配置へと変わるため、日本海側の地域では雨や雪が降り出し、土曜日にかけては雪の降り方が一気に強まっていきそうです。特に北日本の日本海側では、風も強まる予想で猛吹雪となる可能性が出てきました。交通機関に影響が出る可能性もあります。最新の気象情報に加えて、交通情報の確認もお願いします。 では、改めてあすの全国の天気マークで見ていきます。あすは、全国的に曇りや雨の天気となります。九州や四国地方では、午後は雨の降り方が強まって、雷を伴う激しい雨が降る所があるでしょう。そして、関東甲信地方も標高の高い所では雪となりそうです。気温は、雨の割にはそこまで下がらない予想となっています。 続いて、この先の全国の天気、沖縄から西日本です。この先は周期的に天気が変わりそうです。日曜日は広い範囲で晴れそうですが、来週の月曜日になると、また別の低気圧がやってきて、火曜日は広く雨となるでしょう。ただ、雨の割には気温は高くなりそうです。 続いて東日本から北日本です。北陸や北日本の日本海側では、今週の日曜日にかけては雪で降っていても、来週からは雨に変わる所がありそうです。雪の積もっている所では、雪崩や落雪のリスクが高まります。急な斜面など、雪の積もっている所には近寄らないようにしましょう。また、東海・関東甲信地方も変わりやすい天気です。週末は晴れていても、来週以降は再び雨となりそうです。 #気象情報 #天気予報 #週間天気 #防災 #サニースポット

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