東日本大震災13年、県と7市町が追悼式 3月11日、山田は3年ぶり

 

 東日本大震災から13年となる3月11日は、岩手県と沿岸7市町が追悼式を予定している。新型コロナウイルス禍で自由献花のみとしていた山田町も3年ぶりに実施する方向。大槌町はコロナ禍で見送っていた生徒代表の追悼の言葉と一般参列を再開する。年月が経過し、静かに弔いたいとの遺族の声を踏まえて5町村は行わない考えで、それぞれの形で犠牲者を悼む。

 岩手日報社の調べでは、追悼式を予定するのは県と久慈、宮古、山田、大槌、釜石、大船渡、陸前高田の7市町。山田町は2年連続で見送ったが、コロナの5類移行を踏まえ、従来と同様に式典を行う。

 震災13年を機に会場を変更するのは釜石市(釜石祈りのパーク)と大船渡市(みなと公園)。教訓を継承するため、犠牲者の芳名板や震災の説明板がある象徴的な場所に移す。

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