機内で衛星インターネット 中国衛通集団、新サービス提供へ

機内で衛星インターネット 中国衛通集団、新サービス提供へ

中国衛通集団のホームページのスクリーンショット。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京2月28日】中国の航空宇宙開発大手、中国航天科技集団の傘下で衛星通信事業を手がける中国衛通集団が航空会社と連携し、航空機内で衛星インターネットサービスを利用できる通信プランを販売する。消費者向け衛星インターネットサービスの新たなラインナップとなる。中国航天科技集団が26日、北京で開いた2024年の宇宙事業についての発表会で明らかにした。

 中国衛通集団市場部の専門家によると、機内衛星インターネットサービスの利用を希望する乗客は、利用できる便を事前に問い合わせ、通信プランをオンラインで手軽に購入できる。機内でスマホやその他の端末を使って無線通信のWi-Fiに接続し、動画の視聴やウェブサイトの閲覧、スポーツの観戦をスムーズに行うことができ、通信速度は第4世代移動通信システム(4G)並みだという。

 衛星通信は現在、経済や社会、日常生活の隅々で広範に応用されている。衛星インターネットは通信ネットワークインフラの重点分野の一つで、デジタル経済の基盤となっている。

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