Karen Lema
[マニラ 28日 ロイター] - フィリピンのホセ・マヌエル・ロムアルデス駐米大使は28日、米大統領選でトランプ前大統領が勝利しても、米国のインド太平洋戦略が変わることはないとの認識を示した。演説で述べた。
大使は、トランプ氏の側近と接触しており、側近は域内における現在のスタンスが維持されることを示唆したと述べた。
南シナ海で中国との緊張が高まる中、フィリピンは海洋権益の主張を緩めるつもりはないと強調。
現在直面している「侵略」は非常に現実的なものだとした上で、中国が問題を平和的に解決しようとしながら、両国間の経済活動を継続することに価値を見出すことを望んでいると語った。
バイデン米大統領とフィリピンのマルコス大統領の下で、両国の軍事協力は大幅に強化。フィリピンは米軍が利用できる基地をこれまでの倍に増やすなどしている。