「隠しごと絶対にさせない」能登半島地震で原発の設備故障 伊方原発の安全対策問われ

能登半島地震で石川県志賀町にある志賀原発の設備が故障したことを踏まえ、伊方原発の安全対策を問われた愛媛県の中村知事は、隠し事をさせない連絡体制を挙げました。

能登半島地震では、最大震度7を観測した石川県志賀町にある志賀原発で、変圧器が故障し、外部から電源を受ける系統の一部が使用できなくなりました。

28日の県議会代表質問で、伊方原発の安全対策について問われた中村知事は、伊方原発で異常が発生した場合、まず、県に情報が寄せられる独自の連絡体制が確立されていると説明しました。

(中村時広知事)
「信頼関係の源である、愛媛方式による通報連絡体制の徹底を求めております」

中村知事は、この連絡体制を例に挙げ、「四国電力に対し、隠しごとを絶対にさせない強い力になっている」と強調しました。

その上で、自衛隊や海上保安庁の船やヘリを使った避難訓練のほか、一時避難施設や道路の整備などを引き続き行う方針を説明しました。

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