特技も注目を浴びそうなデビューを果たした若手演歌歌手・小山雄大

シングル「道南恋しや」(4月10日発売)でデビューする20歳の新人演歌歌手の小山雄大のお披露目会が21日、都内で行われた。

各メディアによると、小山は札幌市出身。2歳のころから氷川きよしの曲を歌い、4歳から民謡を習い始め、その後は民謡でめきめき頭角を現し各大会で優勝。

NHK「のど自慢」のほか、テレビのカラオケ番組にも出場。16年に「のど自慢」のグランドチャンピオンに輝いたのをきっかけに、18年に歌手を目指し上京。作曲家の弦哲也氏の元でレッスンをスタートした。縁あって、演歌歌手の松前ひろ子が社長を務める芸能事務所に入り、先輩の三山ひろしに付いて演歌歌手としての修業を重ね念願のデビューを果たすことになったという。

小山は、「三山先輩には、ずっとコンサートなどそばに付き添わせていただき、ステージマナーやお客様への気配り、目配りなど、化粧の仕方も含め、さまざまなことを教えていただきました」と振り返った。

キングレコードから演歌歌手としては11年ぶりのデビュー。三山の特技はけん玉だが、小山はマジックで、この日もトランプのマジックを披露。キャッチフレーズは「北の大地から現れたマジックボイス」に決定。小山は「僕の歌唱が届くように、一生懸命に歌います」と笑顔を見せたという。

「おおみそかの紅白歌合戦で三山のけん玉は毎年、連続成功のギネス記録を狙えるということで〝名物〟になった。小山もただマジックを披露するのではなく、歌につなげられるような〝名物芸〟に昇華させることができれば、徐々にテレビ番組への出演が増え、どんどんステップアップを果たせるだろう。歌を磨くのはもちろんだが、しっかりマジックも磨いておく必要がありそうだ」(芸能記者)

まだ若いだけに、いろいろな可能性を秘めているはずだ。

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