インドネシア人のバティック、街角スナップ どこで買った? いくら?

インドネシア人は、バティックをどこで買っているのか? いくらぐらいのバティックを着ているのか? 会社員から国会議員まで、バティックを着たインドネシア人に「そのバティックのポイントは何ですか?」と聞いてみました。

①名前=敬称略
②年齢
③撮影場所
④買った店、仕立て屋
⑤値段
⑥そのバティックのポイント
⑦今日、そのバティックを着た理由

①アルヨ・エカ・ヌグラハ(Aryo Eka Nugraha)
②27歳
③インティランドタワー
④新婚旅行で行ったバリで、お土産物屋の「トコ・クリスナ(Toko Krishna)」で購入。手描き
⑤32万9000ルピア
⑥茶色の服が好き。珍しい柄が気に入った
⑦バティックは涼しくて気持ちが良いので、週に2〜3回は着ている

④ビンタロ・ジャヤ・エクスチェンジ・モール内のセントロ・デパートで購入。プリント
⑤10万ルピア。年末セールで70%オフだった
⑥今まで持っていなかった色だったので。斜め線の柄もなかなか良い

①スナルディ(Sunardi)
②56歳
③東ジャカルタの「ビマ・テイラー」
④自分の店。いつも布を仕入れている工房から来た生地が気に入ったので、自分用にした。手描き
⑤なし
⑥ソロの伝統的な柄が好き。動物柄ではないのもポイント。「動物柄はモスクに着て行ってはいけない」と一部では信じられているから。「シルクの服も不可」と言う人もいるが(蚕の繭から出来ているため)、私はそこまでは気にしていない
⑦なし

①ヤンチェ(Yance)
②34歳
③インティランドタワー
④サリナ・デパートで購入。手描き
⑤120万ルピア
⑥淡い水色が気に入っている。大きいサイズを探していて、ちょうどサイズの合ったのがこれだったので
⑦金曜日なので。金曜日でなくても、週3回ぐらい、バティックを着る

①サムスディン(Samsudin)
②68歳
③コタ駅
④息子がレバランの時に、チレボンで買ってくれた。手描き
⑤35万〜50万ルピアぐらい
⑥息子からのプレゼントなので気に入っている
⑦インドラマユからジャカルタへ行くので、バティックにした。これを選んだ理由は、ちょうど洗濯してあったから

①イサップ(Isap)
②58歳
③スカブミでの結婚式
④息子がレバランの時にブカシで買ってくれた。プリント
⑤8万ルピアぐらい
⑥肌触りが良い。涼しい
⑦ちょうどそこにあったので

①ディリジャストモ(Dirjasutomo)
②62歳
③スカブミでの結婚式
④子供がレバランの時にバンドンで買ってくれた。プリント
⑤わからない
⑥子供が自分のために選んでくれたので、気に入っている。自分の好みにも合っている
⑦妻が茶色の服を着て行くので、それに合わせた

①トトック(Totok)
②50歳
③スカブミでの結婚式
④中部ジャワ・ジュアナで生地を購入し、仕立てはジュアナの「スティア(Setia)」。手描き
⑤生地は約70万ルピア、仕立て代15万ルピア
⑥ジュアナにあるバカラン村の伝統的なバティック。柄や色がはっきりしていて好き。左右にポケットが付いているのがポイント。ポケットに手を入れると落ち着くので、特別に仕立ててもらった
⑦妻が黒い服を着ていくので、合わせた。バティックはたくさん持っているが、黒に近いのはこれしかなかった

①ムハンマド・ハルディアンシャ(Muhammad Hardiansyah)
②25歳
③グランド・インドネシア
④会社の仲間とプレゼント交換をした時にもらった。プリント
⑤わからない
⑥花柄だが、小さな花なので、あまり目立たず、フェミニンになり過ぎないところが気に入っている。モダンな柄も良い
⑦金曜日で、お客様と会う約束があったから

①トゥディ(Tudi)
②48歳
③サンプルナ・ストラテジック・スクエア
④前の会社を退社する時、仲間からプレゼントされた。「バティック・クリス(Batik Keris)」のもので、恐らくプリント
⑤わからない
⑥やや細身のデザインが気に入っている
⑦金曜日なので

①レナルディ(Renaldi)
②27歳
③スタンダード・チャータード
④チレボンのお土産にもらった。プリント

①クリステル・アデリア・ロア(Cristel Aderia Loa)
②29歳
③スタンダード・チャータード
④チランダック・タウン・スクエアで購入。プリント
⑤60万ルピアぐらい
⑥個性的な形が好き
⑦金曜日なので

①ソチッブ・ノフィアント(Sochib Noevianto)
②55歳
③スタンダード・チャータード
④ジョグジャカルタにいる妻が生地を買って仕立ててくれた。手描きかプリントか不明(生地はシルク)
⑤生地代はわからない。仕立て代は20万ルピアぐらい
⑥派手過ぎないところが気に入っている
⑦金曜日なので。会社の規則で金曜日はバティックを着ることになっている

①ユドカ・ムナンダル(R.W.R.Judoka Moenandar)
②43歳
③パシフィック・プレイス
④ブカシで購入。プリント
⑤15万ルピアぐらい
⑥父がソロ出身なので、ソロの伝統的な柄が好き
⑦人と会う約束があるので

①アプリス(Apris)
②38歳
③パシフィック・プレイス
④出張でカリマンタンへ行った時、空港内の店で生地を買った(2メートルほど)。仕立ては東ジャカルタの店
⑤生地は15万ルピアぐらい、仕立て代25万ルピアぐらい
⑥色の組み合わせが好み
⑦会社へは毎日、バティックを着て行く

①ハルヨノ(Haryono)
②48歳
③パシフィック・プレイス
④ジョグジャカルタで生地を購入。仕立てはジョグジャカルタの「ユスフ・テイラー(Yusuf Tailor)」。手描き
⑤生地は60万ルピアぐらい、仕立て代15万ルピアぐらい
⑥色の組み合わせが好み。いろんな色があるのが好き
⑦会社へは毎日、バティックを着て行く

①ウラン(Wulan)
②36歳
③パシフィック・プレイス
④生地はジョグジャカルタの祖母から譲ってもらった。仕立てはジョグジャカルタで。手描き
⑤仕立て代10万ルピアぐらい
⑥花柄が気に入ってる。祖母から譲り受けた物なので、とても大切にしている
⑦たまたま

①ダウド・ウスマニ(Daud Usmany)
②47歳
③パシフィック・プレイス
④ジャンビのバティックで、生地は同窓会の時に友人から買った。仕立てはブロックM「ムラワイ・プラザ」内のインド人が店主をしているテイラーで。手描き
⑤生地40万ルピアぐらい、仕立て代50万ルピアぐらい
⑥柄、色ともに珍しい。えんじ色の部分には刺繍も入っている。人と違うところがポイント
⑦人と会う約束があるので

①サニー(Sani)
②42歳
③国会
④親戚がやっている店「ブラン・バリ・コレクション(Bulan Bali Collection)」のプカロンガン・バティック。プリント
⑤20万ルピアぐらい
⑥大きめの花柄で個性的だが、色が落ち着いているので、フォーマルでもカジュアルでも両方使える
⑦たまたま

①ベルナルド・インシュール(Bernard Insyur)
②60歳
③国会
④西パプアの店で購入
⑤17万ルピアぐらい
⑥極楽鳥、盾、太鼓が描かれていて、パプア人であるというアイデンティティーを示せる。一目で「パプアだ!」とわかってもらえる
⑦国会議員と会う約束があったから

①アンディ・タウファン・ティロ(Andi Taufan Tiro)
②42歳
③国会
④タナアバンで生地を購入。仕立ては「ルカス・テイラー(Rekha’s Tailor)」。生地はシルクで、恐らく手描き
⑤生地と仕立て代を合わせて300万ルピアぐらい
⑥-
⑦国会出席のため

①シャリフ・アブドゥラ・アルカドゥリ(Syarief Abdullah Alkadrie)
②49歳
③国会
④ソロで生地を購入し、仕立てはポンティアナックで。手描きかプリントか不明
⑤忘れた
⑥-
⑦国会出席のため

①ファリー・ジェミ・フランチス(Fary Djemy Francis)
②47歳
③国会
④-
⑤-
⑥-
⑦国会出席のため

①プリマ・エムベー・ヌワ(Prima mb Nuwa)
②53歳
③国会
④「バティック・クリス(Batik Keris)」で生地を購入。仕立ては事務所にいつも来るパダン人の仕立て屋に頼んだ。プリント
⑤生地代は忘れた。仕立て代は15万ルピアぐらい
⑥-
⑦秘書をしている議員が国会出席のため

①アムラン(Amran)
②47歳
③国会
④妻がタナアバンで生地を購入し、仕立てもやってくれた。恐らく手描き
⑤生地代はわからない。仕立て代は15万ルピアぐらい
⑥-
⑦国会出席のため。通常の会議ではバティックを着る。本会議ではスーツを着る

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