バスケ、毎年1月ドラフト実施へ Bリーグの制度改革

記者会見をするBリーグの島田慎二チェアマン=28日午後、東京都文京区

 バスケットボールのBリーグは28日、2026年にスタートする新たなトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」の詳細な制度設計を発表した。これまで自由競争としてきた新人選手の獲得で、ドラフト制度を採用し、26年以降、毎年1月に実施。選手の年俸総額に上限を定める「サラリーキャップ」も導入し、上限は8億円とする。戦力均衡を図って拮抗した試合を増やし、リーグの魅力を高めることなどが狙い。

 米プロNBAに次ぐ「世界第2位のリーグ」を目指すBプレミアは、「アリーナ」「入場者数」「売上高」の厳しい条件を満たしたクラブが参加可能。初年度の参入可否は今秋に判断される。競技成績による昇降格制度は廃止し、経営面の基準を満たしたクラブが順次参入できる「エクスパンション(拡張)型」のリーグに生まれ変わる。

 同時に出場できる外国籍選手の人数は現1部(B1)の2人から、3人に実質的に緩和する。この枠とは別に「アジア特別枠選手」または「日本国籍を取得した選手」1人も同時にコートに立つことが可能。

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