「もっと素敵な町」目指し学生ら発表 福島県三春町で「みはる助っ人中高生会議」 食、花、住で活性化策

三春町活性化へアイデアを発表した中高生と福大生ら

 中高生のアイデアをまちづくりに生かす、福島県三春町の「みはる助っ人中高生会議2023」の成果発表会は、同町のコミュタン福島で開かれた。若者目線で考えた名産品や自然を生かした活性化策などを披露した。

 福島大との連携事業で、若者の柔軟で自由な発想を町政に取り組もうと企画した。子どもたちの課題発見・解決能力を高めることも目的としている。

 今年度は「もっと素敵(すてき)な三春町をつくる!」をテーマに、町内の中学生、田村高生、福島大生が「食」「花」「住」を題材に六つグループに分かれ、学び、意見を交換し合ってきた。現地調査や福島大訪問、各団体との意見交換なども行った。

 発表会では、B級グルメ「グルメンチ」の普及策や町内の田んぼアートへ興味を持ってもらうアイデア、ファームパークいわえの活性化策、若者や学生の居場所づくり案、名物の三角揚げ新メニューを発表した。試作品を提供したグループもあった。

 坂本浩之町長や添田直彦町教育長、福島大の佐野孝治副学長らが審査した。町長賞に「三角揚げ活用新メニュー」班、学長賞に「ファームパーク活性化」班が選ばれた。

(県南版)

© 株式会社福島民報社