国指定難病IBDとIBSの理解求め啓発活動 福島県いわき市 いわき光洋高生にマルトが賛同 100店舗にステッカー

困っている人に手を差し伸べたいと意気込む(左から)長瀬さん、徳山さん、穴沢さん

 福島県いわき市のいわき光洋高3年の穴沢優奈さん(18)、徳山美紅さん(18)、福島高専3年の長瀬匠真さん(18)の3人で活動する「IBD広め隊」は20日、市内のマルトSC平尼子店で、国指定難病「炎症性腸疾患(IBD)」と「過敏性腸症候群(IBS)」への理解を広めるPR活動を行った。

 同市や茨城県でスーパーマーケットなどを展開するマルトが3人の活動に賛同し、協力した。患者が安心して外出できるよう企業や店舗がトイレを提供する「I know IBD ご遠慮なくどうぞ。」のステッカーの他、3人が同社と共同で作った「IBSステッカー」も披露された。腸をイメージしたかわいらしいキャラクターが安心感を与える。

 この日3人は、店舗入り口に2枚のステッカーを貼り啓発に努めた。同社は全約100店舗にステッカーを貼り、活動を後押ししていくという。

 穴沢さんは「困っている人に手を差し伸べたい」と話し、3人でPR活動を継続していくと誓っている。

(いわき版)

IBDとIBSをPRするステッカー=マルトSC平尼子店

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