イオンアグリ創造 中国地方3か所目の農場を広島・世羅町に開設 包括連携協定で地域に貢献

イオングループで直営農場の運営などを担うイオンアグリ創造が広島県世羅町と包括連携協定を結びました。

イオンアグリ創造は、2023年10月に別の会社から事業を継承。世羅町にある6か所の農場あわせて約13.5ヘクタールを構えています。

ハウスや露地でホウレンソウやキャベツなど5品目の栽培を始めています。運営には従業員16人が携わり、年間およそ190トンの収穫を見込んでいます。

28日、世羅町とイオンアグリ創造とが包括連携協定を結びました。次世代農業者の育成や食育、産業振興など8項目について連携していくということです。

世羅町 奥田正和 町長
「若手農業者の育成であったり、情報共有等々、連携ですね。そういったところへつながるといったことがまずは第一歩、スタートするとうれしく思っています」

イオンアグリ創造が引き継いだ施設には選果場もあり物流センターの役割も担うといいます。契約農家から提供を受けた野菜の包装などもまとめて行い、生産者の収入を維持しつつ、価格も抑えていくことに取り組んでいく方針です。

イオンアグリ創造 福永庸明 社長
「お客さんにとっては鮮度というのを第一にやっていこうと思っていますので、ご家庭に持って帰っていただいた後でも鮮度の良い状態で料理して使っていただきたい」

ここで採れた野菜は、広島、岡山県のイオンやマックスバリュなどの約50店舗に供給しています。

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