【NHK】ゲーム機もテレビもスマホも「受信料」が発生するけど、「ラジオ」はどうなの? 金銭面とその他のメリットを紹介!

NHKの受信料の対象は?受信料はいくら?

NHKの受信料の対象となるのは、テレビだけではありません。NHKの放送が受信可能であれば、パソコン、スマートフォン、携帯電話、ゲーム機器、カーナビゲーションシステムなどを所有している場合も、受信料の対象です。受信料は、NHKの放送を見る、見ないにかかわらず発生します。

・地上契約の受信料

NHKのホームページによると、地上契約のみの場合の受信料は、2ヶ月払額2200円です。6ヶ月前払額が6309円、12ヶ月前払額が1万2276円となっていますので、まとめて前払いした方がお得です。

ただし、沖縄県は、2ヶ月払額が1930円となっており、受信料が少しだけ安く設定されています。6ヶ月前払額は5539円、12ヶ月前払額は1万778円です。

・ラジオは受信料がかからない

NHKでは「ラジオ第1放送」、「ラジオ第2放送」、「FM放送」などを放送しています。ラジオでこれらの放送を聴いたら、受信料が発生するのだろうかと心配な方もいることでしょう。結論からいうと、1968年にラジオ放送に係る受信料が廃止されたため、ラジオのみしか持っていなければ、受信料を払う必要はありません。

また、NHKではインターネット配信サービスを行っており、スマートフォンやパソコンなどでもラジオ放送を聴くことができます。NHKのインターネット配信サービスは、無料で利用可能(通信費は利用者の負担)となっており、受信料もかかりません。

ただし、ワンセグに対応したスマートフォンや携帯電話、テレビチューナー内蔵パソコンなどを持っている場合は、テレビを所有していなくても受信料が必要です。

ラジオのメリットとは

ラジオのメリットは、受信料の負担なしでNHKの放送が聴けることです。1年間分の受信料を前払いする場合は1万2276円を支払わなくてはなりません。10年間では12万2760円、20年間では24万5520円、30年間では36万8280円となります。

一方、ラジオのみならば、何年利用しても0円です。音声だけで十分という方であれば、ラジオのみでも困らないでしょう。そのほかにも、ラジオには以下のようなメリットがあります。

・持ち歩きできる

ラジオのメリットは、携帯性に優れていることです。コンパクトサイズのラジオならば、カバンやポケットに入れて持ち歩けますので、いつでもどこでもラジオ放送が楽しめます。

・災害時の備えになる

ラジオを持っていれば、インターネットや電気が使えない状況でも、ラジオ放送を聴くことができます。災害時の備えとして、乾電池式やソーラー発電式のラジオを用意しておくと安心でしょう。

・脳が鍛えられる

ラジオを聴くことによって、脳が鍛えられて記憶力や聴く力が強化されるといわれています。NHKのラジオは語学系などの教育番組が充実していますので、学習力アップや老化予防に取り組みたい方は、積極的にラジオを聴いてみるとよいでしょう。

ラジオのみならば受信料は不要!

ラジオのメリットは、受信料がかからないことです。テレビなどと違い、NHKの放送が受信できるラジオを所有していても、受信料は一切かかりません。受信料は年間で1万以上もかかりますので、金銭的な負担を減らしたいのであれば、ラジオの活用を検討してみるのもよいでしょう。

出典

NHK 放送受信料のご案内

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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