芸術選奨 和歌山市出身の漫画家・田村由美さんらに大臣賞

芸術分野の優れた業績を表彰する2023年度芸術選奨の文部科学大臣賞を、
ドラマ化や映画化された漫画「ミステリと言う勿れ」などの作者で和歌山市出身の田村由美(たむら・ゆみ)さんら23人と1組に贈ると発表しました。

田村さんは和歌山市生まれで、第12回小学館新人コミック大賞佳作の「オレたちの絶対時間」でデビューしました。

これまでサスペンスやアクションなど幅広いジャンルの漫画を描き、最近では『ミステリと言う勿れ』(ミステリというなかれ)が、2022年1月期にフジテレビ系「月9」枠でテレビドラマ化されたほか、2023年9月には映画版が公開されています。

また、大臣賞には俳優の佐藤浩市(さとう・こういち)さん63歳も選ばれ、「春に散る」などの映画に出演し、「年齢を重ねるごとに奥行きと深みを増している」と評価されました。

一方、新人賞にはNHK連続テレビ小説「らんまん」の脚本家長田育恵(おさだ・いくえ)さん46歳ら23人が選ばれました。

芸術選奨は74回目で、文化庁は芸術祭賞や映画賞などの顕彰制度を整理し、今回から芸術選奨に集約しました。

贈呈式は来月12日に東京都内で行われます。

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