被爆建物・旧陸軍被服支廠「たる募金」で活用支援

被爆建物の旧陸軍被服支廠を平和学習の場などにする支援をしようと、市民団体が「たる募金」を行いました。広島市の平和公園で募金を呼び掛けたのは、市民団体に所属する被爆者など5人です。被爆建物の旧陸軍被服支廠は2024年1月、国の重要文化財に指定され、所有する国や県は平和学習や観光の拠点として活用する方針です。市民団体は修学旅行生が被爆証言を聞く場や、被爆資料の保存施設として活用してほしいと訴えています。

■旧被服支廠の保全を願う懇談会 内藤達郎 副代表

「器ができたとしても、残ったとしても、そこに人の流れを生むような施設でないといけない」

市民団体は今後、被服支廠がある広島市南区でも募金を呼びかけたいとしています。

【2024年2月28日 放送】

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