小雪でリンゴのせん定作業進む 農家は遅霜を懸念

本格的な春の到来を前に県内一のリンゴの産地横手市では、せん定作業が盛んに行われています。

果樹園もすでに雪がほとんどないところが多くせん定に励むリンゴ農家も今年は少し勝手が違うようです。

山の裾野から平地にかけて果樹園が広がるリンゴの産地、横手市平鹿町。

果樹園では多くの農家がリンゴのせん定に追われていました。

つぼみが芽吹く前のこの時期に盛んに行われるせん定作業。

例年は分厚く積もり締め固まった雪の上を歩きながら作業が進められますが、今年はほとんど雪がありません。

余分な枝を切り落とすせん定はリンゴの出来を左右するシーズン最初の重要な作業です。

リンゴ農家ははより良いリンゴが実るように日当たり具合などを見極めながら手際よく枝を切り落としていました。

例年リンゴの花が開くのは4月下旬から5月上旬。

穏やかに季節が移ろう一年を願いながらせん定作業は来月いっぱい続きます。

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