東芝、純損失1070億円 5月中旬までに収益改善策

 東芝は28日、2023年4~12月期連結決算を発表した。決算発表は12月の上場廃止後初めて。約4割を出資する半導体メモリー大手キオクシアホールディングスの赤字が響き、純損益は1070億円の赤字(前年同期は840億円の黒字)だった。収益改善策を含む中長期の経営計画を、今年5月中旬までに取りまとめる。

 経営企画や財務を統括する池谷光司副社長が「将来に向けた成長戦略を、全社を挙げて策定中だ」とのコメントを出した。

 キオクシアは、スマートフォンなどのデータ保存に使う記憶媒体「NAND型フラッシュメモリー」の需要が低迷し、赤字幅は4~12月期として過去最大の2540億円だった。

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