プロ野球楽天に入団した滝川第二高の坂井陽翔投手が28日、神戸市西区の同校で卒業式に出席した。期待の右腕は「プロになった実感はあるが、責任も感じる」と覚悟を語った。
高校で本格的に投手を始め、最速149キロの速球派に成長。3年の兵庫大会は4強で敗退するなど甲子園出場はなかったが、昨秋のドラフト会議で2位指名を受けた。
1月から新人合同自主トレーニングや2軍キャンプに参加。「慣れることで精いっぱい」と苦笑しつつ「ホップ成分の高いストレートや体力には自信がある」と手応えも口にした。
後輩にバットなどの用具を寄贈。この日は生徒、保護者の記念撮影の求めに応じ「この1年けがなく乗り切ることが大事。焦らず、みんなの期待に応えたい」と飛躍を誓った。(初鹿野俊) =神戸新聞NEXTに一問一答