「童子切安綱」の写しなど約20点の刀剣類を紹介!津山郷土博物館企画展「郷土の刀剣III」開催中 [岡山県津山市]

 古来より鉄の産地として有名だった美作(津山市を中心とする岡山県北部の地域。約1300年前に「美作国府」が置かれ「美作国」と呼ばれていた)では、多くの刀工が、美作の鉄を使って刀を作ってきました。

 江戸時代になり、森忠政が美作一国を領すると、「兼先」「兼景」といった刀工が津山に招かれ、作刀を始めました。彼らは森家改易後、松平家が領主となってからも作刀を続けました。

 今回の企画展は、江戸時代初期の「兼景」や中期の「細川正義」「多田金利」らの刀剣をはじめ、現代の津山の刀工が打った現代刀など、郷土津山にゆかりのある刀工の作品のほか、津山松平藩に伝えられた国宝「童子切安綱」の写しなど、約20点の刀剣類を紹介しています。

■準備中の会場の様子を動画で紹介
 日本美術刀剣保存協会岡山県支部の皆さんによる、企画展の準備の様子を紹介する動画を、津山市公式YouTubeチャンネルで公開しています。

・その1 展示されている刀剣に少しだけ近寄りました。
https://youtu.be/RFQOZeQSopQ
・その2 薙刀が刀に!?日本美術刀剣保存協会岡山県支部の皆さんによる準備の様子を撮影。展示中の刀剣の一部について、解説してもらいました。
https://youtu.be/yfd7yXYywEo
・その3 太刀と刀の違いって何!?展示中の「太刀 童子切安綱写し」と「刀 石田正宗写し」の前で、岡山県指定重要無形文化財保持者で刀匠の安藤幸夫(刀銘 広清)さんに、太刀と刀の違いを解説してもらいました。
https://youtu.be/XpMPiOlEE4w

■「童子切安綱」「石田正宗」の写しの再現の様子などを動画で紹介
 徳川家康の次男である結城秀康の流れを汲む津山藩松平家に伝わった天下の名刀「童子切安綱」「石田正宗」の写しの再現の様子などを紹介した動画を、市公式YouTubeチャンネルで公開しています。

津山ゆかりの刀剣再現プロジェクト
・Vol.0導入編
https://youtu.be/Z5ixqQTR1kw
・vol.1童子切安綱編
「童子切安綱」が津山藩に伝来した歴史や再現に取り組む刀匠 三上貞直さんのインタビュー
https://youtu.be/lmMB8UH-FfY
・vol.2石田正宗編
「石田正宗」が津山藩に伝来した歴史や再現に取り組む刀匠 宮入小左衛門行平さんのインタビュー
https://youtu.be/gWMnyK-RssI ・Vol.3完成編
刀の再現に対するこだわりを刀匠 三上貞直氏が解説。土置き、焼き入れ、銘切、研ぎなどの製作工程を紹介します。
https://youtu.be/j2M26TSRn9s

■津山郷土博物館企画展「郷土の刀剣III」
期間:令和6年3月24日(日曜日)まで(毎週月曜日と3月21日(木曜日)は休館)
ところ:津山郷土博物館(岡山県津山市山下92)
入館料:一般300円、高校・大学生・65歳以上200円、中学生以下無料

■ギャラリートーク開催
とき:令和6年3月14日(木曜日)午後3時30分頃から
内容:日本美術刀剣保存協会岡山県支部の皆さんによるギャラリートーク
※企画展について、詳しくは津山郷土博物館ホームページをご覧ください。
http://tsu-haku.jp/

▼問い合わせ先 
津山郷土博物館
電話番号 0868-22-4567
#津山郷土博物館
#刀剣
#童子切安綱
#石田正宗

展示中の「童子切安綱」写し
展示中の「石田正宗」写し
地域ゆかりのさまざまな刀剣類を展示
企画展は3月24日まで
詳しくは津山郷土博物館ホームページをご覧ください