時間かけた話し合いが重要 ドラマ制作でTBS社長

 日本テレビが制作したドラマ「セクシー田中さん」の原作漫画家の死去に関連し、TBSの佐々木卓社長は28日の定例記者会見で、一般論として「ドラマ制作を行う放送局、コンテンツ企業として、しっかり考えていかなければいけない問題。制作サイドが原作サイドと時間をかけて話し合いを尽くすことが最も重要だ」と述べた。

 TBSによると、放送までの準備時間の十分な確保が、現場でのトラブルを防ぐとの考えの下、2年ほど前から、企画決定や台本作りの早期化に着手しているという。会見に同席した幹部は「(原作者サイドとの間で)どうしても溝が埋まらない場合、撤退する判断も可能になる」と話した。

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