指針値超えの有機フッ素化合物で追加調査 広島県東広島市

東広島市の瀬野川水系で高濃度の有機フッ素化合物が検出された問題で、県と市は、近くを流れる別の川でも水質調査を始めました。2月28日、新たに水質調査が行われたのは、東広島市八本松町周辺を流れる黒瀬川水系の川や池6か所です。これまでの調査では、東広島市にある瀬野川周辺の水路などで国の指針値を大幅に超える有機フッ素化合物が検出されていました。飲み水にもなっている地下水で、指針値の300倍の数値を記録した地点もあります。これを受け、県と市は、ほかの水域への影響を調べるため、近くを流れる黒瀬川水系でも調査を実施。東広島市は、別の川に有機フッ素化合物が広がっている可能性は低いとみていますが、今後、有識者による委員会を設置する予定です。追加の水質調査の結果は2週間ほどで判明するということです。

【2024年2月28日 放送】

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