なでしこ、抱き合って歓喜 パリで「一番いい色」狙う

パリ五輪アジア最終予選第2戦で北朝鮮代表に勝利し、抱き合い喜ぶ熊谷紗希(左から2人目)らサッカー女子日本代表。2大会連続6度目の五輪出場を決めた=28日、国立競技場

 勝利を告げる笛が夜空に鳴り響くとベンチから選手が一斉に飛び出し、次々に抱き合った。28日、パリ五輪出場を決めた女子日本代表の「なでしこジャパン」。東京・国立競技場で北朝鮮との接戦を2―1で制し、主将の熊谷紗希(ローマ)は両手を突き上げた。

 両拳を握ってガッツポーズした池田太監督は場内インタビューで「選手たちがタフに戦ってくれた。パリでは一番いい色のメダルを目指して戦うので一緒に戦ってください」と宣言。熊谷は「正直ほっとしています」と安堵感を漂わせた。ピッチ上でチームは記念撮影すると、場内を1周してサポーターらと喜びを分かち合った。

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