東和銀行の融資金詐取、容疑の男2人を再逮捕 群馬県警

 東和銀行が融資金をだまし取られた事件で、群馬県警捜査2課と高崎北署は28日、詐欺の疑いで、東京都足立区の建設作業員の男(59)と、群馬県高崎市のエステ店従業員の男(42)を再逮捕した。

 2人の再逮捕容疑は共謀して2020年5月上旬ごろ、高崎市内でエステ店従業員の男を個人事業主と偽った確定申告書などを同行職員に提出して3000万円の融資を申し込み、同年6月上旬に手数料を除いた約2998万円をだまし取った疑い。

 県警によると、作業員の男は容疑を認め、エステの男は認否を留保している。エステの男が外構工事などを手がける建設業者を装い、県の「新型コロナウイルス感染症対応資金」に申し込んだ。融資金のうち1540万円が、作業員の男が管理する口座に移されたという。

 指南役とみられる作業員の男は別の男と組んだ詐欺罪で公判中で、逮捕は6回目。エステの男との間では今回を含む4回の融資で、計約1億円を詐取したとみられている。

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