なでしこの守護神・山下杏也加が“スーパーセーブ”を回想「3分の2は入っていたけど全然大丈夫かなと」

なでしこジャパン(日本女子代表)は28日、パリオリンピック2024 女子サッカーアジア最終予選第2戦で朝鮮民主主義人民共和国女子代表と対戦し、2対1で勝利した。この結果、2大会連続6回目のオリンピック出場が決定した。

中立地サウジアラビアで行われた第1戦はスコアドロー。“勝ったら五輪出場”という重要な一戦、GK山下杏也加のスーパーセーブがなでしこジャパンをパリへ導いた。1点リードで迎えた前半終了間際の45分、北朝鮮は右サイドから攻撃を仕掛けると、折り返しをチェ・クムオクがヒールシュート。コースが目の前で変化する難しいシュートとなったが、山下が懸命に食らいつきゴールラインを割らせなかった。「ボールが抜けてきたところしか分からなかったのですが、ボールのスピードと自分の態勢も良かったかなと思います」と振り返った。

「第1戦でもニアにパワーを持って入ってくるので、クロスの時はニアから潰して人に行くこと」を最終ラインに徹底させた。結果的にはその警戒していたニアサイドを破られる形となったが、間一髪のセーブが勝敗を分けた。「速いボールがニア来た場合はもうしょうがないかなと思いましたけど、それでも体の近くには止めようという体自体の向きは、第1戦があったからこそできたのかな」と山下。「ボールの3分の2は入っていたとは思いましたけど、全然大丈夫かなと思いました」と自信を持って掻き出したようだ。

パリ五輪の女子サッカーには12カ国が参加。7月25日(木)に開幕し、決勝戦は8月10日(土)に行われる。

【動画】山下杏也加がライン上でスーパーセーブ

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