緑鮮やか、丸々成長 指宿でソラマメの収穫期迎える

次々と収穫されるソラマメ=28日、指宿市東方

 全国有数の産地・鹿児島県指宿市でソラマメが収穫期を迎えている。降雪による被害もなく、丸々と成長した緑のさやが春の日差しを浴びて鮮やかに輝いている。出荷は3月中旬にピークを迎え、月末まで続く見込み。

 同市東方では28日、川畑貴紀さん(55)、章子さん(54)夫妻が12アールの畑で収穫作業を行い、長さ20センチ近くに育ったさやがコンテナいっぱいになった。畑は計50アールあり、ピーク時は1日500キロの収量となる。川畑さん夫妻は「今年は暖冬の影響でやや早め。雨が続いて実が肥えてきた」と話す。

 市農産技術課によると、2022年度は450戸が約131ヘクタールで850トンを収穫し、生産額は5億2414万円。雪害の影響で生産額は半減した。今年は例年並みになる見通し。

1695収穫期を迎え大きく実ったソラマメ=28日、指宿市東方
大きく実り収穫期を迎えているソラマメ=28日、指宿市東方

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