ケイト・ブッシュ、今年のレコード・ストア・デイのアンバサダーに

ケイト・ブッシュ(65)がレコード・ストア・デイのアンバサダーに選ばれた。独立系レコード店を祝う毎年恒例のイベントが4月20日に開催、テイラー・スウィフト、エルトン・ジョン、ノエル・ギャラガー、The 1975に続き今年はケイトがアンバサダーを務める。

ケイトはこう声明を発表している。「今年のレコード・ストア・デイのアンバサダーを依頼されたことは素晴らしい名誉です。大変光栄なことです。予想だにしなかったアナログ盤の再燃による音楽業界の席巻は素晴らいことです。アナログ盤は脇に追いやられていましたが、皆がそれに同意したわけではありませんでした!それは痛快です!」「この波に乗るオーディエンスを見て、興奮を隠せないたくさんのアーティストがいます」「Kindleで本を読みつつ、フィジカルなものとしての本も持っていたい人々がいます。同じように多くの人々がアナログ盤とストリーミングが好きなんです。それぞれ違った魅力があります」「加えてアナログ盤は、アルバムを聴くという行為を人々に促します。この芸術形態は、独自のやり方で大切にされるべきものだと私は常々考えていました」「アナログのアルバムは美しく、その大きなスケールのアートワークで強いアイデンティティを示します。そこにはアーティストとその作品とのよりパーソナルな繋がりがあるのです」

そんなケイトはレコード・ストア・デイ当日に、独立系レコード店限定で、1993年のアルバム『レッド・シューズ』から『イート・ザ・ミュージック』の特別アナログ盤をリリース予定、UVプリントの10インチ盤には同曲の他、『リリー』『偽りの綾』が収録されている。

ケイトはこう続ける。「過去のレコード・ストア・デイのデザインをまとめる作業は楽しいものでした。今年はアルバム『レッド・シューズ』のファーストシングルとしてのリリースが中止になった『イート・ザ・ミュージック』のデザインで、そのイメージはシングルの表紙になる予定でしたが今UVプリントの盤となりました。タイトルの『イート・ザ・ミュージック』はシェイクスピアの『十二夜』に出てくる『もし音楽が恋の糧なら続けてくれ』を遊び心で引用したものです」「毎年レコード・ストア・デイは注目や勢いを増しているところで、人々は『何があるか』『最新の作品は?』と世界中の独立レコード店に殺到しています」「今年この重要なイベントで皆さんが素晴らしい時を過ごしてくれたらと思います。皆さんのために特別にリリースされた音楽を祝いましょう」

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