お盆に大活躍しそうな「おもしろいデザインの自転車」がX上で話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーの「有限会社オートクラフト.IZU 【公式】(@auto_craft_IZU)」さん。
当ポストは2024年2月26日時点で4万3000件を超えるいいねを集めており「え?お盆用?」「異世界に行けそう」「ご先祖様があの世から帰るときに乗るんですね」と多くの反響が寄せられています。記事後半では自転車の購入動向についても紹介します。
※投稿された写真は【写真6枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「制作者です」と投稿された、特殊なデザインの自転車が話題に
2024年2月1日に、1件のポストを引用するかたちで写真を投稿したのは「有限会社オートクラフト.IZU 【公式】」さん。
引用元のポストは、とあるXユーザーが投稿したもので「子どもを連れて遊具施設に行ったら、茄子型の自転車があった」という内容でした。
それに対して、茄子型自転車の制作者である有限会社オートクラフト.IZUさんは「製作者です…きゅうりもあります」というコメントを添えて、1枚の写真を投稿しました。
写真に写っているのは、なんと「きゅうりの形」をした自転車。きゅうりのフォルムを丸ごと落とし込んだ、ユーモアあふれるデザインが視線を惹きます。
「きゅうり」と「茄子」の組み合わせといえば…お気づきの方も多いかもしれませんね。2台の自転車は、有限会社オートクラフト.IZUさんが「精霊馬」をイメージして作ったものだったのです。
そんな「おもしろ自転車」の写真が投稿されると、ポストには瞬く間に4万件以上のいいねが集まる大反響となりました。
「近場の遊園地」向けに作成した自転車が、口コミで全国へ広がった
有限会社オートクラフト.IZUさんに、詳しいお話をうかがいました。
「おもしろい自転車」を作った経緯を尋ねると、「現社長が40年前に、自分の夢の車を作るためにカスタムカーメーカーとして創業したのですが、近場の遊園地からその技術を活かして自転車を作って欲しいと依頼され作成したところ、そちらが口コミで全国に広がり、現在のようなおもしろ自転車メインの会社になりました」と教えてくれました。
自転車の発想については、「社長や社員のアイデア」からできたものもあれば「子どもやファンのアイデア」が形になったものまで、さまざまとのことです。
続けて「こんな動きの自転車なら、こんな障がいのある方でも漕げるかもしれない」という発案で、理学療法士の方からアドバイスを受けながら作成する自転車もあるとも語ってくれました。
通算「200種類以上」の自転車を作ってきた
話題となった「茄子・きゅうり自転車」のほかにも、さまざまなおもしろ自転車を制作している、有限会社オートクラフト.IZUさん。
気になる自転車のラインナップについて質問すると、「ハウステンボスで現在走っている電動の4人乗り自転車から、今回のポストのようなナス、きゅうり自転車、パンダや犬やクラシックカーのような形の面白いもの、足を閉じたり開いたりして進むものや、ジャンプ、足踏み、手回しで進むものなど、現在制作可能なものだけで100種類以上の自転車があります」と、詳しく回答してくれました。
これまでに作ってきた自転車は、通算200種類以上だそう。全国200か所以上の遊園地や公園に、販売やレンタルをしています。
製作者です…きゅうりもあります🥒 https://t.co/Y6qChuvOzD pic.twitter.com/CaHJriJJac
— 有限会社オートクラフト.IZU 【公式】 (@auto_craft_IZU) February 20, 2024
自転車の平均購入価格は4万円を超える
ここからは「自転車」に関連して、自転車の購入動向について紹介します。
一般財団法人自転車産業振興協会がおこなった「自転車購入動向調査2022年7月~12月」によると、購入した自転車1057台のうちもっとも多い車種は「シティ車(軽快車)」で、約半数を占めていました。次いで「電動アシストのシティ車」が12.0%を占める結果となっています。
購入した自転車の価格については、平均購入価格は4万8300円でした。そのうちもっとも多かったのは「1万円台」で21.2%、次いで「3万円以上5万円未満」が20.8%を占めています。
おすすめの自転車は「パトカーサイクル」や「バギーサイクル」など
取材の最後、「おすすめの自転車と価格」について尋ねると「凄く難しいですが、今回話題になったナスサイクル、きゅうりサイクルは22万5700円、どこの公園でも取り合いになるパトカーサイクルは44万1000円、個人的におすすめなバギーサイクルは23万1000円となります」と詳しく教えてくれました。
こちらの「パトカーサイクル」は、パトカーを運転している気分になれそうなデザインに目を奪われてしまいます。公園で取り合いが起こってしまうのにも納得です…。
こちらは、大きなタイヤが特徴的な「バギーサイクル」。どんな道でも進んで行けそうな、迫力満点のビジュアルが印象に残ります。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「おもしろ自転車」を紹介しました。
有限会社オートクラフト.IZUさんのXアカウントや公式サイトでは、工夫とこだわりが詰まった自転車の写真をたくさん公開しています。気になる方は覗いてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- @auto_craft_IZU
- 一般財団法人自転車産業振興協会「自転車購入動向調査2022年7月~12月」
- おもしろ自転車、変わり種自転車、インクルーシブ自転車のオートクラフト.IZU